Engineer-in-Austria

オーストリア人女性と国際結婚をしてオーストリアに移住してしまったエンジニアのブログ。

組織の立ち上げと立ち去る人

6か月の試用期間の終わりとともに、一人のインド人が会社を去った。

いろいろな断片的な情報を集めて、想像するに、上司は彼のスキル不足が不満で、彼は上司のサポートが不十分だと不満だったようだ。

チーム全体の利益を考えると、結果、辞めてもらって良かったのではないかと思う、厳しい言い方になってしまうけど。

僕がいるチームは、この業界の新しい技術領域に携わるチームで、またチームもまだ若く、これからどんどん大きくなっていくという段階である。

そして、彼の役職はプロジェクトマネージャー。

「新しい技術領域」×「組織の立ち上げ」×「プロジェクトマネージャー」、この3つの状況で、サポートが不十分だと不満だというのは、スキル不足どころではなく、そもそも適性がなかったのではないかと思うんですよ。

むしろ、これを自分が出世するチャンスだと捉えて、エンジニアを酷使し、上司からエンジニアが死んじゃうから、少しペースを落とせと説得されるぐらいの独裁者になりかねない人間じゃないと、おそらく務まらないのではないかと思うわけです。

さらに極論すると、もしかすると新しい技術領域のことなんかあんまり知らなくてもいいのかもしれません(だってみんな知らないし)。
それよりも、ビジネス、ひいてはお金のにおいを鋭敏にかぎ分けられ、じゃじゃ馬どもをまとめられるの人が求められているのかもしれません。
(だいたい、新しい分野の技術をやりたいとかいうのは、オタクでめんどくさいやつらという意味で、じゃじゃ馬です(笑)

じゃあ、ここまで分析しておいて、てめえはどうなのかって?いやー僕はエンジニアリング、ラブなんで(はぁと