Engineer-in-Austria

オーストリア人女性と国際結婚をしてオーストリアに移住してしまったエンジニアのブログ。

『海外でマスオさん』の憂鬱

以前の記事でも書きましたが、海外でマスオさんをやっています。(リンク
義理のご両親とほぼ同じ屋根のしたで住んでいて、いろいろと助かることもあって感謝しているのですが、憂鬱になる時期もあるんですよ
…その最たる例がクリスマスです…

日本とは異なり、オーストリアではクリスマスは完全な家庭行事です。
うちの義理の家族では、家族全員が集まり、プレゼントを交換し、みんなで歌を歌い、お食事をして、そして乱痴気騒ぎに移るというのが 例年の流れです。今年は、大人が13人、子供が5人の総勢18人で祝うことになりました。

 ぶっちゃけると、そもそもあまりイベント事に興味がなく、さらにワイワイお酒を飲みながらのドイツ語での(どーでもいい)雑談だと、参加しようという気力すらなくなるわけなんですよ。
いやでも、そこで食らいついていかんと!というのは至極まっとうなご指摘なんですけど、4年目にもなるとまぁいいっかとなってしまうんだよね、これが(笑)。

でもその間、すんごいヒマになって、どうすっかとなるんですけど、スマホには逃げたくないですよ、そこは。
そうすると残された唯一の逃げ道は、子供と遊ぶということになるんですね!

そのような家族イベントの場合、けっこうな頻度で子供は放置されるので、そこで遊んであげると子供たちは大喜びです。
もちろん、子供5人の世話はハンパないっす。甥っ子2人のドイツ語はときどきわかんないし…

でも、この子供と遊ぶ作戦は、時間をつぶすだけではなく、早めにイベントから解放されるというご利益もあるんですよ。
「そろそろ寝る時間だし、今日は特別に寝る部屋でまくら投げして遊ぼうか?」
この一撃必殺の一言を日本語で子供たちに言うことで、ほかのオーストリア人には僕が子供たちをけしかけたことは全く伝わらず、しかたがなく子供たちについていくという被害者感を出しながらイベントからフェードアウトできるんですね。

さらに被害者感を出すために、子供たちをちょっとじらすというのも有効です。
遊びにいこう!と言ってから、「でもお父さんはちょっとビール飲むね」とか言って、ちょっとじらすと、次男は飲んでる隣で、早く行こうよと手を引っ張ったりします。
その状況をまわりの人見せつつ、「ほんと、ビールもゆっくり飲ませてくれないぐらいせがんでくるんで大変っすよ」という雰囲気をムンムン出しながら、したり顔でフェードアウトしていくんですね。


ただ最近は、子供たちが大きくなってきて、子供たちだけでも楽しく遊べてるんですよね…
そうすると徐々にこの子供と遊ぶ作戦が使えなくなっていくんですよ、うーん、何か次の作戦を考えなくては…

はぁ、憂鬱は続くなぁ…