Engineer-in-Austria

オーストリア人女性と国際結婚をしてオーストリアに移住してしまったエンジニアのブログ。

グローバル人材

ニーハオ!帰れま10。無事に終わりました。違う言葉と文化、お客さんからのプレッシャー、そしてゲリ。

そのような厳しい環境でこそ、真価が問われるのですが、一緒に帰れま10を完遂した同僚たちの見せたグローバル人材の本質、それを今回お伝えしたいと思います。


グローバル人材。海外転職サイトを見ていると、よく出てくるフレーズです。「海外で働いてグローバル人材に!」みたいな
でもちょっと最近、この言葉が安売りされてるんじゃないかなと思います。
現地の言葉が話せるだけや、海外のある特定の国で数年はたらいただけではグローバル人材とは言い難いと思います。
僕が最近感じているグローバル人材とは、世界のどこの場所で期待されている成果を出すことができる人です。

僕が一緒に出張に行っている同僚の一人に僕がパウリンと呼んでいるオーストリア人の男がいます。
彼もエンジニアで現場でバリバリ仕事をしているのですが、技術的にとても優秀です。
ただそれだけにとどまらずお客さんが来た時には、中国語であいさつをし、また終わりには「謝謝」と言ってコミュニケーションをしています。
今回帰りま10の最後には2時間近く、お客さんの部長級の人との議論があったのですが、その時にもお客さんのわがままにも粘り強く丁寧対応していました。
またうちの会社の現地スタッフの人とご飯に行くときにも、いろいろと気を使いながら…

このパウリンだけではなく現地スタッフの李さんもとても素晴らしい方たちでした
彼にとっては初めてのシステムだったにもかかわらず、積極的に新しいことを学んでいく姿勢
なかなかシステムが正常に動作しない中でも、忍耐強く、感情的にならずに黙々と作業を続ける姿
そしてお客さんと僕たちの間にいて、お互いの妥協点を探そうとする真摯なコミュニケーション
エンジニアとしても優秀ですし、人としても素晴らしい方でした、部下になってもいいなと思えるくらいに
李さんとの最後の夕食のときには、話は盛り上がり、乾杯音頭に踊らされ、白酒を2本も開けました。もちろん翌朝はゲリピーでした。

こういう経験をするたびに、優秀な人たちに囲まれて、またいろいろな国に行き仕事することで学べることの大きさを感じるんですよね。
僕はまだまだです、滞在2日目からゲリピーになってるようでは論外です。でもこういう方たちと会って仕事をするたびにまた強く思うのです、「こういうプロになりたいな」と。

どうですか、海外就職?もちろん海外では天と地の差がえげつないです、でもそこで天が見つかれば、素晴らしい研鑽がつめる環境です。本当のグローバル人材を目指しませんか?

おまけ

このパウリンともアムステルダム・中国と通算で2か月ぐらい一緒に出張してかなり仲良くなり、実は最近、ボディタッチが増えて来ているんですよね…

もしかすると今回僕が彼の姿にほの字になったのを察してこれから攻勢が激しくなるのではないかという一抹の不安がぬぐえません…彼は夜もグローバル人材なのか…