外国人彼氏・彼女とのクリスマス
日本ではクリスマスと言えば、彼氏彼女で過ごすものですが、オーストリアでは完全に家族行事です。外国人の彼氏・彼女と初めてクリスマスを過ごす人の多少のヒントになればと、僕の周りのオーストリア人の状況を紹介します。
クリスマスは家族行事
オーストリアに限らずキリスト教の国ではクリスマスは家族行事だと思います、日本でいう正月みたいな。基本的には家族が集まって、いつもよりは豪華な夕食を食べて、そこからプレゼントを交換し、そして家族だんらんの時間を過ごします。
うちの場合は、歌をうたい、そしてプレゼント交換をして、子供たちがプレゼントにうつつを抜かしているうちに、大人は夕食、そして、そこから義理のお父さんとお母さんのプチコンサート、そして多種多様なアルコール類が出てきてワイワイと深夜遅くまで騒いでいるという状況です。
家族だんらんに部外者(彼氏・彼女)がどう絡むか?
今までうちの奥さんの家族の状況を見てきた感じだとこんな感じです。
1.付き合っている期間が短い場合、それぞれの家族とクリスマスを過ごして、新年のカウントダウンは二人で過ごす。
2.ある程度付き合っていて、さらに比較的年齢が低い場合には、それぞれの家族のイベントを途中で切り上げて、そのあとに2人で街に繰り出す。
3.ある程度付き合っていて、あまり若くないカップルの場合には、どちらかの家でふたり揃って、その家のイベントに参加する、もしくは、両方の家が近い時には、両方の家のイベントに顔を出す。
…といった感じでしょうか。
この手のイベントは、それぞれの国や家庭によって大きく異なると思います。ざっくりアドバイスで申し訳ないのですが、ここはひとまずパートナーのアドバイスに従っておくというの無難かと思います。このときにクリスマスなのに!とスネたり、怒ったりしないことが大切だと思います。心配しなくても付き合いが長くなれば、なるほどズブズブと深くかかわっていくことになるので。
逆に来てくださいと誘われたら、パートナーにどんなことをするのか、何を準備していった方がいいのか、ドレスコード的なものはあるのか、いろいろと聞いて準備した方がいいです。ある意味、そのファミリーに入っていく、そして信頼関係を気付いて行く上でとても大切なイベントなので。まあでも、誘われたということはかなり認められているので心配はないと思いますが。
ちなみに僕がいまの奥さんと付き合い始めて最初のオーストリアでのクリスマスでは、奥さん(当時は彼女)から「家族でクリスマスを祝うからごめんね!かわりに新年のカウントダウンを一緒に見に行きましょう!」と言われ、初回は参加せずでした。いま思うと、奥さんのファインプレーかなと思います、呼ばれなくてよかったと(笑)
なぜこれがファインプレーなのか、まぁ一言で言うとメンドクセェからなのですが、詳しくはまた次回…
クリスマスツリー買ってきたよ
クリスマスの準備に沸くオーストリア
もう12月も早いもので半分を過ぎました。ヨーロッパでは日に日にクリスマスの準備へのプレッシャーが増してきます。前もクリスマスクッキーを作る様子を紹介しました。
engineer-in-austria.hatenablog.com
今回はクリスマスツリーの準備の様子を紹介しようと思います。
オーストリアでは本物の木が当然?
まあそもそも、僕はクリスチャンでもないので下心に満ち溢れたクリスマスしか妄想してこなかったのですが、オーストリアでは大事な家族行事で気合いを入れて本物の木を買ってきます。当然ホームセンターなどにも本物の木が並び、そこで買い求める人も多いのですが、今年はちょっと気合いを入れて、専門の店まで行ってきました。
好きな木を選び放題!
今回行ったところは郊外にあり、山のなだらかな斜面のところにありました。木はすでに切ってあり、いろいろな種類と高さがあって、そこから好きなものを選んで購入するという形でした。おおよそですが1メーターで20ユーロぐらいで、うちは2メーターぐらいのものを買ってきました。で、そこから面白いのが、当然のことながら車で持ち帰るのですが、そのままでは枝が広がって持ち帰れないので、どうやっているかというのか、この動画。これ最初考えた人、特許出願ものでしょと思うぐらいよくできてるんですよね。
クリスマスツリーを買う@オーストリア / Nordmann Tanne / Christmas Tree
はやまるな、まだ飾りません!
無事に家に持って帰ってきたのですが、まだ飾りません。
まだ水をいれたバケツに突っ込んで外に置いてあります。奥さんの実家のルール(オーストリアすべてではないらしいのですが)では、23日の夜の子供が寝静まった頃に部屋に持ち込んで、それからデコレーションをしたりと準備をします。ただ、あまり遅く買いに行ってもいい形のツリーがなかったり、最悪、枯れ始めているものなどもあるようなので、ちょっと早めに買いに行くようです。
まあね3人の父親でいる以上仕方がないのですが、またクソ忙しいクリスマスが始まるかと思うとちょっと憂鬱ではあります…
フランス産カキ!うまし!!
冬といえば、カキでしょう!
Rの月が始まってからずっと食べたい、食べたいと思い続けてはや12月になりました。ついにカキを食べることができました。最初にフランスのパリで生カキを食べて衝撃を受けたのがおおよそ10年前。それ以来、カキにハマり、チャンスがあればカキフライを食べ、また聖地巡礼と称し、広島の牡蠣小屋にも行きました。
今シーズン、はじめてのカキ、いただきました!
ちゃんとオーストリアでも買えるんですよ
今回、まあ年に1度ぐらいしか食べないので奮発して15個買ってきて、Youtube先生の動画を参考に自分で剥いて食べました。(けっこうキレイにできてうれしかったw)
でもね、このカキ1つで3ユーロ近くするので合計で45ユーロですよ…おおよそ5500円…まあね、でもね、1年に一回ぐらいしか食べないから、たまには贅沢してもいいじゃんよということで、お父さん、がんばっちゃいました(笑)
もちろんがんばった分、おいしかったですよ。カキだけではなくてフランス産のワインも買ってきて、フランスづくしの優雅なひと時を過ごしました。
ここでも再発、オーストリア人の食わず嫌い
まあね、日本人でもカキ嫌いっていう人もいるのであんまりオーストリア人をいじめるのはカッコ悪いですが、見た目と生臭さとの相乗効果で、僕の周りで食べる人はほとんどいません。いつもは少なくとも一口は味見する義理の両親もカキだけは絶対ヤダと言って食べません。奥さんにすすめても「あなたが一番好きなんだから、その好きな人が食べた方がいいよ」という一見やさしいような言い訳をして食べようとしません。
そこはもう少しオーストリアもがんばってくれるといいんだけどね…まあ内陸国で海がないから仕方がないのかもしれませんが。
1つ、ヨーロッパに住んでいていいことは、こうやってちょっとフランスのもの食べてみるかとかいろいろ挑戦できることですよね。少し前にクロアチアに行ってきましたが、そこでも新しい食べ物に挑戦して、やっぱりおいしかったんですよね。(またレポートします)ヨーロッパにもいろいろとおいしい食べ物があるので、これからも貪欲に攻めていこうと思います!あとはやっぱりもう一度カキを食べにパリにいきたいですね!
【クロアチア】リエカ国際空港 その2
リエカ空港はこんなところですよ、お兄さん!
以前の記事に引き続き、今回もリエカ空港について紹介したいなと思います。おそらくリエカ空港を使う日本人はほっとんどいないんじゃないかと思うのですが、もしかしたら誰かの役に立つかもしれないので…(期待してませんが) engineer-in-austria.hatenablog.com
上から、クロアチア語、英語、そしてドイツ語。まあそれだけドイツ人&オーストリア人も利用しているというわけで。(街路灯のポールがさびてるのは、海が近いからですよ!)
入口はかなり殺風景。この日はドイツから飛行機が来るということで珍しくタクシーが止まっていました。ちなみに空港から本島(リエカ市街地)へのアクセスはタクシーしかないはず。タイミングが悪いとタクシーを待つことになるかもですね。
正面入り口を入って10秒でチェックインカウンターに行けます(笑)
国際空港ですが2時間前に行く必要は全くありません。
おおよその施設案内ですが、ここに書いてあるバスというのは見たことがありません。本当に来るのか、誰かがチャーターしたときにバスが止まれるバス停があるだけなのか、真相は謎のままです。(確認しようともしませんでしたが(笑))
レンタルカーも借りれるようですが…車あったかなぁ…
チェックインが終わると待合室?的なところで待つことができます。写真には写っていませんが、ちょっとしたバーカウンターみたいなところがあって、ちょっとした飲み物や食べ物を買うことができます。
飛行機にはバスなどはなく、歩いて行って乗り込みます。実際、そんなに大きい空港じゃないので、コンパクトにまとまっているといった感じでしょうか。
ぐるっとまわりをみるとこんな感じ。
リエカ空港エプロン/ Rijeka Airport Apron
リエカ空港の注意点
1.国際空港だからと言って期待しないこと。
2.空港に来る前にクーナ(クロアチアの通貨)を準備しておきましょう。
→ATMはありますが、タクシー代分ぐらいのクーナはあった方がいいでしょう。
→すくなくともErste BankのATMはありました。
3.タクシーがいつもいるわけではないのでご注意を。
→特に夕方のフライトは要注意。公共交通機関もありません。
4.空港からリエカ市街地までは車で30分ぐらいかかります、そこそこ遠いっす。
→タクシーでのトラブルなどを避けるために、誰か迎えに来てもらうといいですね。
5.クロアチア人はけっこう英語がイケました。
→でもなぜか女性がけっこうハスキーボイスなんだよね…それをどう評価するかは難しいですね。
それでは良い旅を!
手作り!クリスマスクッキーができるまで
オーストリア恒例、クリスマスクッキー
クリスマスの準備の1つにクリスマスクッキー作りがあります。(すくなくとも)うちの奥さんの実家では子供たちが手伝い、週末に何種類かのクリスマスクッキーを作ります。このイベントは代々続いているようで、うちの奥さんもお母さんからクッキーの作り方のレシピを教えてもらい、クリスマスが近づいてくると子供たちと一緒にクッキーを作っています。
オーストリアのクリスマスクッキー / Austrian Christmas Cookie
量産体制に入ります(笑)
これからクリスマスに向けて、クリスマスクッキーの量産が始まります。今回作ったのはレープクーヘンというクッキーで見た目はかなり地味なものですが、いろいろなクッキー生地を用意して、ココナッツやチョコが入っているもの、どっさりとパウダーシュガーがかかっているもの、ちょっとジャムがのっているものなど、いろいろあり、また各家庭によっても若干レシピが異なるようです。あと1週間もすると会社はほぼクリスマス休み状態に入りますが、その休みの前に、自分の家で作ったクッキーを持ってきて、みんなにふるまったりするものクリスマス前のあるあるの光景ですね。
家族で準備をして家族で祝う
やっぱりこの手の家族イベントは楽しいなぁと思いますね。年を重ねるごとに子供たちもいろいろとお手伝いしてくれますし、自分たちで作ったものを自分たちで食べるというのもいいですよね。
日本を離れてかなり時間がたってしまいますが、僕も小さい頃は、祖父母の家に行って餅つきをして、鏡もちを作り、そして最後におしるこを食べさせてもらうというイベントがありました。
今年こそは、気合いを入れて、餅つきしちゃおうかなぁ…
まあね、そもそもの問題は僕があんまり餅が好きじゃないということなのですが(笑)